• 197月
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     前日の晩から冷蔵庫でゆっくり発酵させていたフランスパン生地を使い、フォカッチャを朝から焼く。おろしたてのパルミジャーノをたっぷりと使った(半年かけて1kgを消費しましたよう)チーズバージョンと、自家製生ハムと玉葱バージョンの二種、230℃で12分。それぞれの香りがオリーブオイルのそれとうまく混ざり合って、焼き立てからしてもう食欲をそそり(こんがり茶色の焼き目も良い感じ)、皿に盛り付けて振舞うと、一気に空になった。それくらいに美味しかった。酒の肴にもなりますなあ。

     パン熱が再び蘇ってきたので、今週はまた色々焼いてみようと思う。先週大量に作っておいた挽肉カレーを使ってカレーパンを焼き、シナモンと砂糖をいっぱいまぶしたドーナツを作り、オレオを土台にしてブルーベリーソースのかかった濃厚なレアチーズケーキも作ろう。あ、昨日特売で100g85円の豚バラブロックを1kg買ったので、パンチェッタの仕込みを始めよう。

     雨音で、良く眠れた。

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  • 177月
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     姪っ子に贈る手作りポップアップ絵本を注文。誕生日までに間に合えばいいのだけれど。姪へのプレゼントは、やっぱり妹への援助の件とは別物だから、今年も贈るのだ。喜んでくれるかな。

     職場で、何やら不穏な空気、動き…。おばさま方が集まって、何やら話しこんでいる。今までも何度かあったらしい。でも私は基本的に、我関せず、なので、一人で黙々と次の仕事の準備。何を話しているのかは確かに気になるけれど、漏れ聞こえてくる「誰がどうした」「あれじゃ社会じゃ通用しない」という言葉だけで十分、その輪に加わろうとは思わない。日々、小さな諍いがある度に、小さいなあ、と思うのです、そして、暇なんだなあ、とも思うのです。私は与えられた仕事を黙って全うするだけ。文句をつけるとか、論外。「子供を産むと女は強くなっちゃうんだよねえ」とは仲の良いバイトの人のお言葉。でも、ちっちゃな事でいちいち文句を付けるような、変な強さは要らない。

     スモークウッドやチップが全部無くなったので、それを買い足すのを忘れない事。明日はグレープフルーツの二層ゼリーを作る。

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  • 157月
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     7/14 昨日の雨模様が嘘のように、からりと晴れて。

     朝からハムエッグパンを焼く。夕食には、昨夜薫煙した玉子をおかずのひとつとして出してもらう。中は、半熟になっていてオレンジ色の黄身が輝き、妖しいくらいに、とろとろ、ねっとり、濃厚。本当に絶妙。

     

    7/15 と思ったら、再び雨模様。風もあり、出勤・帰宅途中に携帯用の傘が何度もひっくりかえる。別に、差さなくても良い感じの微妙な小雨ではあったのだけれど、髪とメイクが乱れるのが嫌で、霧雨のような場合でも差してしまう。

     残りの燻タマをパクッと食べた。やっぱり濃厚、こんなに美味しいものが自分の手によって出来上がるなんて、私って天才だろうか。作業的にはとても楽なのです。水から10分玉子を茹でて、皮をむき、醤油とめんつゆと水を1:1:1で割ったビニール袋に入れて一晩冷蔵庫、一日乾かして、30分ほどスモークチップで温燻、で、出来上がり。凄く簡単。

     チラシに出ていた売り出しの豚バラブロックを買うため、夜に車を借りてスーパーへ繰り出したのだけれど、100g85円のはずが、145円になっていた。チラシを見間違えたのかな。久しぶりにパンチェッタを作りたくなったのだけれど、日曜日で良いか。たぶん、安く売っているだろう。

     「泣く気満々なんだけど、それ用の良い映画、ある?」とパートの人に訊かれて、これぞ、と思って貸した三本のDVD『Dolls』『歓びを歌にのせて』『秘密と嘘』なんだけど、「まったく泣けないんだけど」と返ってきて、物凄く意気消沈した。『Dolls』はともかくとして、『歓びを歌にのせて』で少しも心が動かないなんて、この人は人間の心を持っているのだろうかと、ボロボロにこの映画で泣いた私は思ったのだけど。そもそもの感性が違う、と言ってしまえば早いけれど、そうではなくて、月に三十本以上のビデオを借りてきた時期もあったりして、様々なつまらないもの、感激したもの、次の日には記憶にも残っていないようななんてことはないもの、などの色々な映画を観まくってきた歴史の果てに、「これぞ良い映画」と感じるものが私の中で知らず知らずのうちに出来上がっている、なんというか世界観、みたいなものがすでに構築されているわけで、それを全然赤の他人に「どうよ」と勧めたからといって、期待通りの反応がその人から返ってくるかというと、そういうものではないわけで、それで意気消沈するのもおこがましいというものなんだけれど、それでも自信を持って薦めた映画だったので、残念だった。

     その事で思い出した事があるのだけれど、まあ少し違う話なのだけれど、二年くらい前、地図の会社にいた時に、「葵さんのお薦めの映画を教えて欲しいな。来週借りてきて観るから」と仲良くしていた社員に言われたので、メモ帖三枚を使って、一作品ずつお薦めどころを手書きにして渡した。熱を入れて書いたものだった。しかし、一週間経っても一カ月経っても「ああ、まだビデオ屋さんに行って会員証の更新手続きしてないんだよね」「まだ観てない」と返ってきて、「ああ、この人は観る気なんてさらさらないんだ」と思ってがっかりした。自分の好意が時間の無駄となった事に怒ったのではなく(いや、ちょっとイラッときた)、その人間性にがっかりと来たのだ。「それ面白そうですね」ぐらいは社交辞令として言う事はあっても、具体的に日にちを出して、観る気満々な態度を出させておいて、結局、観る気はなく平気でいられるという事、私だったら、本当に観るつもりがない限り、身を乗り出したりしない(ソレガ誠意トイウモノデハナイデスカと、自信満々に続けたいところだけど、私自身『誠意』という事に対してとやかく言える人間ではないのだった)。そんなわけで、この人は「無いな」と思った。男性に対しても女性に対しても「無いな」と思うと、私はあっさりと冷たくなる。それもどうかとは思うけど。

  • 137月
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     朝から、ざんざん雨が降り続き。

     昨日は、スーパーにて特売品を朝イチで購入した後、食材専門店に行くついでに澄川のラーメン屋さんに行く事にした。彼氏が15年前に足繁く通っていたというお店。物凄く気温が上がって暑かったので、青色のチューブトップを着て車に乗った。日差しが強く、車クルマで混雑する道路を進行中、日焼け止めを塗っていない事に気が付いた。右半身だけ赤く焼けやしないかと冷や冷やして、彼に道案内をしてもらいながらなんとかお店に辿り着き、二人して塩ラーメンを注文。チャーシューは柔らかかったけれど、どうって事の無い味だった。また行きたいとは思わない。彼氏も「明らかに味が落ちた」と言っていた。お店を出た後に、コンビニで日焼け止めを購入。車の中で塗る。背中も塗ってもらう。海みたい。海行きたい。そのあとは食材専門店で、彼氏は赤唐辛子を、私はフランスパン専用粉1kgととグレープフルーツの寒天を作るので、それ用のカップ20個を購入。相変わらず、いつまでも食材やら包装やら調理器具などを見ていたい気分だった。車に再び乗った後、「このあとドライブする?」と彼氏に訊いたら、「もう帰りたい。暑くてやだ」と言うので、それもそうだと思って帰宅した。汗でメイクはドロドロ。この前届いたばかりの12cmのヒールのサンダルで足はよろよろ…(ヒールの高い靴なんて久しぶりだ)。昼まで掛けるときは、本当に用事のあるときだけだなあ。暑くて、かなわない。夜は茹でて冷やしたうどんにイカ納豆をのせたものをいただいたあと、最近ハマッている本屋さんで時を過ごした。

     二番目の妹から、再び援助願いのメール。これで何度目だろう。彼女はもしや、癖になってやしないか。でも、彼女も女手一つで小さい女の子を育てている大変な身上、少しだけ援助をした。姉も人を助けるほどお金はないのだけど、二番目の妹は、可愛いから。

     ところで、もうすぐ姪の誕生日なのでプレゼントを贈らねば。散々迷った末、手作りするポップアップの絵本ですよう。

     今日はこれから、昨日から味付けしておいた茹で玉子とチーズを燻煙しようと思う。でも雨も降ってるし、風も吹いてるし、大丈夫だろうか。

  • 137月
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     一ヶ月か、半月ぶり、の日記。8年分の過去ログがあっさりと消えてしまったけれども、これもさっぱりしていていいかも。と、何気に、清々しく思っている自分がいたり。要らぬ荷物が重すぎたのかも。

     コーヒー酒は出来上がり、豆を全部取り出して濾し、小さめの瓶に移し替えた。キッチンから家中へ漂う、とても良いモカの香り。だけど、実は先月末、このお酒のせいで今までの人生で最悪の二日酔いに襲われた。

     自宅で飲む時は二本の缶酎ハイと決めているのだけれど(っていうかこれが私のアルコール許容範囲)、まだ飲み足りないと思った私はコーヒー酒に牛乳を割ってゴクゴク飲み始め、武映画の『Dolls』を見て大泣きし、『歓びを歌にのせて』で嗚咽を漏らして、感動冷めやらぬままふらふらトイレに立ったら、トイレで吐いた。そこからはもう自力で立てなくなり、一晩寝て目覚めても、起き上がって歩けないほどの気持ち悪さで、しかしどうしても仕事に行かねば、と今までにない不屈の精神を持っていたので、文字通り、這って浴室へ行き、座り込みながらシャワーを浴び(血の色のものを吐き私もいよいよ死ぬのかと思ったら、朝に喉の渇きを癒す為に食べたグレープ味のアイスだった)、何度もしゃがみ込みながら髪を乾かし、髪形を整え、手を震わせながらいつもの何倍もの時間をかけてメイクを施し、脂汗と胸の痛みに耐えながら何とか、何とかバイトをやり遂げた一日があり、それがあまりにも強烈なものだったので、今だにあの、黒い液体の良い香りを漂わせているものを見ると、胸やけと吐き気がぼんやりとして、私を少し困惑させるのだった。あんなに酷いのは、本当にもうイヤ。

     新しいベーコン用のバラ肉の塩漬けの具合いを見た後に、窓辺に佇むバジルの鉢に目が止まって、久しぶりに鉢の中を整理した。茶色く固くなって、一見枯れているように見える枝も、本当は中の方はちゃんと水分を通しているらしくて、大分伸びた枝の先から瑞々しい緑色の葉が出ている株が何本も。去年バジルと同時期に植えたローズマリーもオレガノもカモミールもセージも、すでに全部枯らせてしまった、こんな、水をあげるのをすぐに忘れてしまう主人の元で、今だに元気にしぶとく生きている植物がいるのです。そんなわけで、調理バサミを持ってきて、不必要な枝を切り、不格好だったバジルたちをすっきりとさせた。最後、背の低くなった彼らに、栄養剤を撒く。私のもとに最後に残るのは、結局、タフなバジルだけらしい。ごめんよ。

     先週は、美容室。一センチほど伸びていた根元部分を染め、毛先を整え、トリートメントをしてもらった。先月も利用したこの美容室。どうやら雨と縁が深いみたいで、先月も先週も、どちらも雨が降っていた。凄く微妙な髪形の変化だけれども、「髪、切った?」と職場で気が付いてくれた人がいた。やはり、女性だった。女性の観察眼は凄い。こんな私でもよく人の変化に気が付くし。

     29歳も、あと3ヶ月も経たぬうちに終わる。月日の早い事よ。

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